楊30のふるさと
めだかの館 益田工場
2006年に、固定種の育成を目的にスタートした「めだかの館益田工場」の紹介です。
めだかの館では新種交配をメインに日々前進しています。しかし、産まれたメダカを固定していく事も大事な作業です。そこで当館では他の飼育スペースを借りて、新種メダカの固定、更なる新種メダカの作出を試みています。島根県益田市にある益田工場では、主にめだかの館で孵化した稚魚の育成、固定種の繁殖を行っています。大型のビニールハウス内で飼育を行っており冬季でもメダカを安全に越冬できる環境が整っているため、益田工場で飼育したメダカはとても健康な個体が育ちます。
めだかの館で作出し、今もなお人気のある琥珀、シルバー、楊貴妃等、色々な品種の飼育から、新種メダカの稚魚育成まで様々な品種の管理を行っています。かの有名な楊貴妃系統「楊30」の親元でもあります。益田市にお越しの際は、お気軽にお立ち寄りください。頑固一徹な職人がお出迎えします。
楊貴妃人気No1血統「楊30」
純粋な楊30を血統維持している益田工場の寺井道典さんに楊30の特徴と選別方法をお聞きしました。
楊貴妃系統「楊30」
楊30の特徴
楊30の特徴でまず挙げられるのは、厚みのある朱赤体色だろう。固定率も高く、体高があり、ガチッとした体格と見栄えのするヒレを併せ持つ、それが楊30である。普通種以外はほとんど産まれることがなく、楊30が誕生するにあたって交配された朱赤スモールアイの影響で稀にスモールアイを確認することができる程度だ。
選別について
まず産まれてある程度の大きさになるまでほぼ水換えはせず、足し水を繰り返しグリーンウォーターで飼育。春に親選別。まずは色。前の年に採卵し、グリーンウォーターで飼育してきた数個の水槽の中から1番色上がりしている水槽を探しすべて掬い上げ、上からと横から見て選別する。ここで注意しているのが始めに書いた楊30の特徴をしっかり表現しているメダカを選別するということ。色だけで選別はしない。もちろん色は最も重要視しているところではあるが、それだけで選別していると必ず本来楊30が持っている他の良い要素が崩れてくるからだ。まず上から色合いを見て、横からも色合いを確認。そこから本来楊30がもっている体型、ヒレの大きさ、そして全体がバランスのとれた体格をしているか、そこをしっかり確認しながら選別をしている。
楊30をお求めの方は
楊30をはじめ益田工場で生産したメダカはすべてめだかの館で販売しております。ただし、厳しい選別の結果、優良な個体のみを販売しているため、年中販売している訳ではございません。また、益田工場のメダカは非常に人気が高いため、目高新聞をご購入のお客様に優先的に販売しており、その後一般のお客様への販売を行っております。どうしても個体が欲しいという方は、一度めだかの館までお電話ください。
TEL 0829-39-4711(大場:めだかの館)
益田工場に関するお問い合わせは
TEL 090-4894-4858(寺井)
までご連絡ください。
飼育場の様子
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